パリで最後の演奏家
1848年2月、ショパンはパリのプレイエルホールで6年ぶりとなる演奏会を開きました。そして、これがパリでの最後の演奏会となりました。

前年、9年ほど連れ添ったジョルジュ・サンドとの恋が終わり、ショパンの気力は落ち込み、体調もさらに悪くなってしまいました。
それでも、生活のために弟子たちにピアノを教え、作曲も続けていました。
1848年2月16日、ショパンは友人たちに誘われてプレイエルホールで演奏会をしました。
この演奏会には王室一家をはじめパリのエリートたちで埋め尽くされました。
ショパンはこの演奏会で、「チェロ・ソナタ」をオーギュスト・フランコムと合奏し、さらにヴァイオリンのデルファン・アラールを加え、モーツァルトの「三重奏曲 ト短調」を演奏しました。
ショパンの演奏会は2週間後にもう一度企画されましたが、実現はしませんでした。





