ロッシーニ:ウィリアム・テル序曲
「ルー・マルレ・オーケストラ」の第2390回定期演奏会の当日。
オーディションで募集したメンバーも加えた初めての演奏会。
まず、1曲目はロッシーニの「ウィリアム・テル序曲」
ロッシーニ:ウィリアム・テル序曲
Rossini William Tell Overture, Riccardo Muti
13世紀に始まったスイス独立運動の志士ウィリアム・テルの英雄詩劇をオペラ化したものの序曲。
ハプスブルグ家の支配と圧政に苦しんでいたスイスの人民は、ウィリアム・テルの活躍によって立ち上がる。
戦いは終わり、嵐が過ぎ去ったアルプスの山々に光る白い峰と穏やかに広がる青い空の牧歌。
そして、平和と自由を謳歌するスイス独立軍の行進。
ウィリアム・テルはドイツの文豪シラーの戯曲でも有名。史料に彼の名前はなく実在性は証明されていないが、世界中で知られているスイス独立の英雄。
悪代官から息子の頭に乗せたリンゴを射落とすよう命令され、見事にそれを成し遂げたほどの弓の名手だったと伝えられている。