エドワード・エルガー:ヴァイオリン・ソナタ
叔父さんの家で眠れなくて、リビングでバッハの「マタイ受難曲」を聴いている千秋のところに、のだめもやってきた。
リビングにある大量のレコードやCDを見たのだめは、ピアノを弾きたいと言い出す。
そして、千秋にはヴァイオリンを弾けと言う。
千秋は「どーせやるならこの曲がいい」と言い、のだめに1枚のCDを聴かせる。
この曲は千秋が音楽好きなジイさんに最後に弾いた曲。
そして、ピアノのだめ、ヴァイオリン千秋でエドワード・エルガーの「ヴァイオリン・ソナタ」を演奏する。
エドワード・エルガー:ヴァイオリン・ソナタ
Edward Elgar - Violin Sonata in E minor - 1st Movement, Allegro
エルガーは戦時中に「威風堂々」みたいな行進曲を作ったから盲目的愛国主義者(ジンゴイスト)なんて言われて、大衆からそっぽを向かれた不遇の時代があった。
作風も古典的で保守的で、「音楽なんてきらいだ」と言って、競馬やクリケットの話ばかりをしたがった孤独な老人だった。
でも、千秋のジイさんはエルガーの古典的で単純な音楽が好きだった。